朝から燦々

常に限界まで攻め続けることをここに誓います

人生初の街コンに行ってきた

最近筆者の周囲でプチブームが起こっているのが「街コン」。

ここ数年でよく耳にするようになったこのイベントですが、
なんと飲み会のノリで後輩と一緒に行くことになりました。

 

街コンってどんな所?

どんな空気?

何話せばいいの?

皆さまそりゃあそりゃあ気になることでしょう。

という事で、レポートしてみます。

 

 

 

///   街コンシステム

我々が参加したのは、都内某所オシャレタウンにて行われる、2人組参加の街コンです。
コミュ障二人組で挑むということもあって、社会人向けの比較的しっとり系の会をチョイス。
だって怖い人いたら嫌だし。
チャラい人結構いるよって事前情報もらったし。
愛想笑いだけでなんとかなりそうな静かさを求めてたし(これがそもそも間違っている)。

 

この街コンでは4店舗をお昼から夕方まで貸し切りにし、開始から1時間は最初に案内された店舗にて20~30分ほどでローテーション組みながら2対2で会話する。
その後はラストオーダーまで店舗移動自由で歩き回るというシステムでした。

 

/// いざ行ってみた~受付

当日はパートナーと最寄り駅で待ち合わせ。指定されたお店へそのままGOして受付を…と思いきや、店が見つからない。
食べログ見ても、Googleマップみても、歩き回っても、見つからない見つからない。
どんなダンジョン?!と既に心身疲労の我々がひたすら同じ道をぐるぐる回っていると

 

「あれ…なんか同じ紙をもった人が行列を成している…」

 

どうも道路上で受付をするみたいです。大丈夫かこれ。
スタッフさん「迷惑になるので端によって下さ~い!」
筆者(いや、君達が端に寄らないと皆寄れないんだけど…)

 

主催側に一抹の不安を覚えつつ、受付に並ぶ筆者ら。

 

ここで初めて周囲に意識が向くわけですが…
そりゃもう女性の気合の入りようが物凄く感じられる。
ブランドバッグ、ひざ上ワンピース、髪の毛くるくる巻きまき。
どうみても朝美容院でセットしてもらってきたような人もチラホラ。

 

あ…ごめん
面倒くさいと思って白シャツにパンツとアウターとかいう色気無い格好で行ってごめんな
オッケーこういうときは膝上ふわふわワンピースね
でもひざ出すとかおばさんにはもう無理だわ
君ら私よりどう見ても年上だけど

 

筆者はこの時点で帰りたさMAXです。
居場所がない。
でもここで帰ったら何も学べない。
ネタもできない。
せめてネタのひとつくらい持ち帰るのが私の使命。

 

それだけを胸に、1件目(チェーン店)に案内されました。

 

ちなみに女性は可愛い系の人が多かった。
それだけで、筆者は異空間に飛ばされた気分だった。

 

 

/// 1件目

お店を見つけ席に案内されると、既にテーブルには2名の男性カップルが。

違うか、ペアか。

「こんにちは^^よろしくお願いします^^」

と挨拶をしてテーブルに座るものの、我々お互いコミュ障だったか~。

女性同士、男性同士でしかなかなか話せない。

これじゃだめだと同時に気づいた4人は、これまた同時に

 

「「これ!何かプロフ登録しなきゃいけないやつってどうやるんですかね!」」

※街コン限定アプリにPR情報を登録しろというお達しがあった

 

と。

ギャグか。

いや人のこと言えないけど。

 

まぁそれをきっかけに会話もできるようになり、比較的和気あいあいと話して終了。

その後は男性が席をローテーションして、会話して、の繰り返しでした。

そういえば、LINEのID交換とかもしました。

大量に交換するので、だれがだれか分からなくなってしまいました。

困った。

 

 

/// 2件目~3件目

3~4組くらいと話し終わって移動の時間。

大量の初対Menと探り合いしながらの会話に疲れてしまった我々は、早々と戦線離脱。

「取りあえず、つまめるものをおなかに入れて空腹を誤魔化そう。」

ということで、皆が移動するのを横目にビールとフライドポテトをもぐもぐゴクゴク。

落ち着いたところで2件目に移動。

 

やはり何を話していいかわからない。

男性によっては

「お金払ってるからね、出来るだけ沢山の子とLINE交換したいから~」

と店内を転々としている方達も多い。

あまり気持ちのよくない言葉や態度をとる人もゼロではない。というか思っていたより多かった。

女性のほうが気合を入れて頑張っている感じは否めないかな、という空気でした。

 

そんな空気に耐えれなくなった我々は、3件目に移動する途中で

「え、帰る?このままバックレる?」

という選択肢を浮上させた。

が、

いやここで負けたら我々が誇る強靭なメンタリティが泣くぞ。

何のためにわざわざこんなアウェイ空間まで挑みに来たんだ?

知らない世界を知るためだろう?

街コンをディスるには街コンに参加してからだろう?

ということで、最後まで参加することを決意。

 

ちゃんと閉会まで残りました。

特に面白いことは起こりませんでした。

 

唯一挙げるならば、

反応かけて~TLC見て~エバポとかやっちゃって~カラムしちゃうよね~

って話で薬剤師のお兄さんと盛り上がったことかな。

 

 

/// 街コン終了

ひたすら疲れた我々は、お疲れ会をする元気もなく夕方前に解散。

非日常に辟易した私は、いつもの駅まで戻ってラーメンを一人啜って帰ることにした。

ああ、これが私が生きることを許された世界。

追い飯しちゃう?それとも少し贅沢なトッピングしちゃう?

セルフのお水を注ぎながら、カウンターで麺を茹でるおやっさんを眺める至高の時間。

ああ、この気楽さがいい。一人でいいや。彼氏なんてもう当分要らない。

 

 

 

 

と、気づいたら夜の24時直前。いつの間にかベッドで寝ていたらしい。

携帯を見ると、今日LINEを交換した人々から

「この後空いてますか?一杯どうですか?」

「来週くらいに飲みに行きませんか?」

「おつかれさまでした!」

などなど通知がちらほら。

 

誰一人として顔を覚えていなかったので、ブロックしておしまい。

 

 

こうして筆者は平和な世界へと戻っていきましたとさ。